太陽が沈むと、空に月が輝き始める。
冷んやりとした風を感じる。
太陽の運行と月の満ち欠けが知らせる、時の流れがある。
9月。太陽の光は真夏ほど強烈ではありませんが、熱の影響を与え続けます。
アーユルヴェーダでは、宵の口に月の光を浴びることがすすめられています。
白く澄みきった月の光に、ほっと一息つくことができるでしょう。
日本でもお月見の習慣がありますね。
この季節、とくに好きなのがチャンドラ・ナマスカーラ(月の礼拝)。
12のアーサナとマントラから成るスーリヤ・ナマスカーラ(太陽礼拝)ほどには知られておらず、
チャンドラ・ナマスカーラで行うアーサナの数や種類、マントラは一定していません。
師から教わったのは16のアーサナから成るもので、月の満ち欠けの周期がおよそ
16日間であることからきているようです。なめらかな流れの連続アーサナを行っていると、
地上に注がれる月のエネルギーを感じるような気持ちになります。
今月のクラスでは、様子をみながら無理なく行ってみましょう。
雨が降り続いていますが、雲の向こうには太陽も月も星も輝き、
宇宙の展開は永遠に続くでしょう。
季節は夏から秋へ。
Om Shantih Shantih Shantih