2か月ほど前、ある木の実について知りたいことがあって、高島でのyoga
クラスの前に、参加者のみなさんにたずねてみました。それは「リタ」という
木の実についてでした。日本名は、無患子(ムクロジ)といい、その実は、
羽根つきの羽根の玉の部分に使われたり、お数珠にしてお守りになる
そうです。
どうして私がそんなモノに関心を持っていたかというと・・
その木の実は、インドでは「リタ」、英語名は「ソープナッツ」として知られ、
せっけんとして使われるからです。ずーっと、どこかにないかなぁ?と探していました。
なんと、先日Tulsiの苗を下さった I さん、「ああ、それね、知っているところに
いっぱい落ちていたから、拾ってきます!」って。
翌週、早速たくさんの無患子の実をもってきて下さいました。3人のお孫さんの
おばあちゃまでもある I さんは、「これ、『子に患いが無い』って書くのよね。」と
ニコニコ。
本当に、皆さまから色々なことを教えていただきます。
リタの実は、サポニンという天然の界面活性剤を含んでいるそうで、
水に入れてシャカシャカ振るとシャボンのように泡立つのです。
そこで・・実を割って、外がわ部分を煮出して天然のせっけん液を作ってみました。
食器を洗ったり、お風呂掃除や拭き掃除、洗濯に使ってみたり・・
いろいろ楽しんでいます。洗いあがった食器は指でこするとキュッキュッって
音がするくらい。洗濯には実の外がわ部分を布袋に入れて洗濯機に。
綿のシーツはふかふかになって気持ちいい。
やさしくてすごいな、植物の力って。
「無患子」の木は日本でも、案外身近なところにあるようですよ。