仲間がいるということ

冬の太陽は木々の美しい姿を際立たせます。 小浜市大光寺にて

 

今日は冬至。一年の中でも昼が一番短く夜が長い日と言われますが、太陽と一年かかって

その周りを回転する地球に思いを寄せるとき、大きな宇宙から自分の小さな世界を眺める

ことができるようで、日々あれこれ急いでも仕方がないなぁ・・という気分になった一日でした。

 

ところで先々週の土曜日の午後、山のお寺の澄んだ空気の中、いつもクラスで

ご一緒させていただいている皆さまやそのお友達、ご住職ご夫妻にも参加いただき、

サット・サンガのひと時を過ごしました。

 

キールタンにご住職のミニ・トークにティータイム。あっという間に過ぎました。

 

キールタンとキールタンの間には若きご住職が、サット・サンガの「僧伽(サンガ)」に

ついてとてもわかりやすくお話をして下さいました。お釈迦さまが弟子のひとり阿難

(アーナンダ)にされた「善き友がいることは修業の全てである」というお話、また

ご自身の厳しい修行の体験からのお話に、皆さましぜんと引きこまれていきました。

同じ道を求める善き友に恵まれ、またその「場」があるということ。それは楽しいことも苦しい

ことも分かち合い、気づきをいただき、励まされ、生かし合う生き方のエネルギーとなるでしょう。

 

キールタンは初めての方がほとんどでしたが、キールタン経験者の仲間がリードしてくれて、

キールタンを通してもひとつになれたと感じます。キールタンをしている時、小さな自分は

消えていき、歌声はそのまま大いなる何かへの捧げものになります。正にヨーガそのものですね。

 

ご協力くださったご住職ご夫妻、地元はもとより遠くからも参加して下さった皆さま、

カルマ・ヨーガの心でお手伝い下さった皆さま、ありがとうございました。

 

さて今年もあと10日余り。

「よいお年を。」というご挨拶を交わすたびに、思わず心の中で手を合わせる日々です。

 

Pranam & Om