アーユルヴェーダのリトリート2018

センターに到着した日。黄色い花が満開でしばし立ち止まる。

 

今回もお世話になったのは、昨年秋に滞在したベンガルール郊外のアーユルヴェーダのセンター。

スタッフの皆さま、担当の女性ドクターも覚えて下さっていて「お帰りなさい。」という感じで

迎えて下さいました。

 

毎朝、部屋での目の洗浄等の後にセラピストさんが”Have a nice day!”と渡してくれる小さなお花。

 

長くは滞在できないのでパンチャカルマを受けることはできないけれど、センターの外に出かける

ことなく、ここでのアーユルヴェーディックな生活に集中出来る貴重な時間。起床から就寝までの、

一日のスケジュールが決められていて、それに沿って過ごし、午前と午後に一度ずつドクターの

診断に基づいたセラピーを受けます。

 

 

エントランス入ってyogaホールは左側。私のお部屋は右。

 

アーユルヴェーダ的な一日の過ごし方を「ディナチャリヤー」といいます。それは朝起きる時間や

排泄、口腔のケア、マッサージ、入浴、運動、食事、就寝等において、一日を心身魂、健やかに

過ごすための生活法のことであり、宇宙やいのちのはたらきに沿ったとても理にかなったもの

です。また、もともとサンスクリット語の「チャリヤー」というのは、取り組み、日常業務、コース、

実行、遵守、習慣などの意味ですから、続けていくうちにそういった行いが特別なもの

としてではなく、ごくふつうのこととして行われなければならず、だからこそ「ディナチャリヤー」

なのだと感じます。

 

 

ある日の朝食はサンバルとイドゥリとチャナ豆のスプラウト。全て美味しい!飲み物はクミン水

 

また今回はいつにもまして、世界の各地からやって来たたくさんの人たちと言葉を交わし、 yogaや

プラーナーヤーマのクラスや、食事の時間を共に過ごす日々は、まるでアーユルヴェーダのキャンプ

のようでした。みなそれぞれがそれぞれの背景を持ちながら、アーユルヴェーダ=「生命の智恵」

を求めてそこに集まり大切な時間を過ごしていることを想うと、なにかとてもあたたかな気持ちに

なります。そして皆さんからとても大切なことを学ばせていただいたことも大きな宝物です。

すべてにありがとう、心より。

 

 

Pranam & Thank You