オリーブ仕事とこの頃のヨーガ

インドから帰ったら深まる秋の色いっぱい  フラントイオ

   長く続いた猛暑のため、夏の間はハーブ類は弱弱しかったのですが、オリーブは

元気いっぱいで大豊作、たくさんの実を実らせました。9月下旬に最初の収穫をしました。

まだ緑の実は渋抜きをして新漬けに。インドにいっている間にたくさんの実が黒く熟したので

約5㎏の実はオリーブオイルを搾ってみたり、帰国後は毎日オリーブ仕事が続き、わが家の

シンク周りと冷蔵庫の中は渋抜き中・下漬け中のオリーブの容器がいっぱいでした。

  

今年3回目の収穫は10月下旬のマンザニロ

   それにしても5㎏のオリーブからとれるオイルってほんの僅かなんですね。初めての

ことなので家庭での搾り方を本やネットで調べながら、夫にも手伝ってもらって実を潰し、

黄金色に輝くオイルが抽出されたときにはやはり感動でした。(あまりも根気のいる作業の

末のこと、ほっとして、つい写真を撮るのを忘れてしまいました)。私たちがふだんいただいて

いる瓶に詰められたオリーブオイルはどれだけたくさんの実からできているのでしょうね。

そう思うと一個一個のオリーブの実がますます愛しく感じられ、ふだん何気なく使っている

オイルも大切に使いたいなと思うのでした。そして今、出来上がった新付けは順番におすそ

分けをしていって、ようやく落ち着いたところです。

  驚くほどたくさんの実をつけてくれたオリーブの木も今はきっとお疲れ様ですね。

実は全て採り尽さないで、各木に数個ずつ残したのですが、それらもだんだん黒く熟して

きました。今月はお礼の肥料をあげなくては。

 

 

小さな庭も深まる秋でいっぱい  ラーマトゥルシー

  ところで、11月だというのに季節はずれの陽気が続いたここ数日。帰国した直後の

10月半ば過ぎは朝夕の暖房が欲しくなるほど気温が低かったのですから、激しい天気の

変化はこたえます。それどころか近ごろ感じるのは、今の私たちはまだ、夏の疲れが

完全には抜けきっていないのではないかと・・あれだけの酷暑が長く続いたのですから、

そのぶん十分に休養をとりながら、乾燥と冷えが増す秋に調和していきましょう。

  とはいうものの、例えば10年前と比べても、更に日々忙しく頭を働かせている

今の時代、身体の声を聴くゆとりもなく、もしかしたら「休む」気にさえなれない

ことがあるのではないでしょうか。また休んでいるようで休めていない、いわゆる

「休み下手」。

   お休みモードに入るためには、まずは時々目を瞑り外からの情報を遮断する

ことを心がけてみてください。また身体をほぐし呼吸が深まれば、プラーナが内に

流れ満ち活力が湧いてきます。まとめてやらないで、少しでもいいので毎日ヨーガを

行いましょう。そしてヨーガのクラスは、誰にも妨げられずヨーガに集中できる時間

であるとともに、皆さんが「ヨーガをしよう!」という意思をもって集まるポジティブな

エネルギーに満ちた場でもあります。だからこそできる限り時間を作り、ヨーガクラスに

ご参加下さい。

  ヨーガクラスが皆さまにとって最高の寛ぎとリフレッシュの場となりますよう、私も

日々精進してまいります。

Pranam & Om