アーユルヴェーダのリトリート diet

 

ある日の朝ごはん。サンバル(カレースープのようなもの)とイドゥリ(米粉の蒸しパン)、スティームドスプラウトがお気に入り。

 

滞在中の楽しみのひとつがアーユルヴェディックなお食事です。

アーサナクラスの後、庭とつながった開放的なダイニングでいただく

朝ごはんはとくべつに美味しいです。

 

食事はビュッフェスタイルで、野菜、豆、穀類等で作られた

からだにやさしいヴェジタリアンの南インド料理が中心です。

チリ(唐辛子)は使われておらず、他のスパイスも控えめです。

パパイアやメロン等のフルーツもあります。

 

「道理と目的にかなった使われ方をすれば、この世界に薬として使えない

物質はない。」とアーユルヴェーダの医学書「チャラカ・サンヒター」に書かれて

いるように、食べ物もそのようにとれば心身魂の健康を調えます。

 

クッキングクラスにて。色々な材料が並びます。

 

「台所薬局」という言葉がありますが、個人の体質、気候、風土、年齢、一日の

中の時間等に応じて、正しい食物を摂取すれば、身体内の3つのドーシャ

(ワータ・ピッタ・カファ)のエネルギーのバランスがとれ、健康でいられます。

また、サットヴァ(純粋性)・ラジャス(動性)・タマス(暗性・惰性)という3つの

グナと呼ばれる心の質を決めるエネルギーがあり、純粋性をもつサットヴァは

3つのドーシャにいい影響を与えます。ですからどのような心の質でいるかは

大切ですね。yogaもアーユルヴェーダもサットヴァ(純粋性)を高めるように導きます。

 

そしてそんな考えのもとに提供される食事はもちろんサトヴィック。

ナチュラルで軽いので消化もいいです。朝昼晩ちょうどお腹が空いた頃に

適切な量をいただきます。

また世界の色んな国からやってきて滞在している皆さんと、和やかにテーブルを

囲むことも多く、本当に心身魂の栄養をいただいているなぁと感じます。

 

Pranam & Om