リシケーシに届きますように

「ガンガーを思うとき、あなたはそこにいるのと同じでなのですよ」と
書いてくださったお言葉をかみしめて・・

 

世界の感染ペースは衰えることなく、多くの友人知人の住むインドも同様で、

先日はついにインドの新型コロナウイルスに関する感染症危険情報が

レベル3「渡航中止勧告」に引き上げられたことが発表されました。

ロックダウンが今月末まで延長されたインドですが、経済活動等再開され

つつあるようで、そのぶん更なる感染拡大が心配な状況です。

 

ところで、今日はガンガーの畔にいらっしゃる、尊敬するあるスワーミジの

お誕生日なのです。(“スワーミー、またはスヴァーミー”とはヒンディー語で

高僧や聖者などへの呼びかけの言葉や敬称)

例年なら5月初めにバースデーカードをエア・メイルで送るのですが、

今年は郵便が引き受け停止されているため、送ることができませんでした。

 

今から4年ほど前のスワーミジのお誕生日を記念して出版された“Visible

Steps to God”という本には、アーシュラムに関わる人たちの写真に添えて

それぞれの方たちのメッセージが添えられているのですが、その中で

印象的だったスワーミジのお言葉があります。

“I have no time, because all my time has been taken by God.”

そして“I have no place, because all the places are filled with God”

「私には自分の時間はありません。なぜなら私の全ての時間は神様のもの

だからです。」「私には自分の場所はありません。なぜならすべての

場所は神様でいっぱいだからです。」という意味になるでしょうか

(訳が下手ですみません・・)

 

全ての行いは神に捧げるもの、また無償のものとするバクティ・ヨーガ

、カルマ・ヨーガの実践をスワーミジはいつも、その行いを通して

私たちに示して下さいます。

さて、私はその教えを実践できているのだろうか・・自らを振り返ると

恥ずかしく申し訳ない気持ちになりますが、スワーミジのお足下で

坐らせていただき学べたことに感謝し、次にお会いできる日を待ちながら

サーダナを続けます。

お誕生日をお祝いし、ご健康を祈る気持ちが遠く離れたリシケーシに届き

ますように。

  

まだこれからも長く続きそうなコロナと歩む道のりに光が差し、

世界中、少しでも良い方向に向かいますように。

 

Pranam & Om