ぼんやりもいいもの

黄砂の春。朝日カルチャーセンター中之島教室「リフレッシュ・ヨガ」講座の会場12階のスタジオから

 

桜が満開を迎え、木々はつややかに芽吹き、春の到来を実感する日々。

昨日は仕事で若狭から大阪市内へ、黄砂に煙る景色を車窓から眺めながら

移動の一日でした。すぐ近くの街並みさえもぼんやり霞んで、こんな景色は

初めて?と思ったくらい。

でもそのぼんやりが嫌なわけでもなく、はっきりと見えないのもいいものですね。

 

新年度に向けて気持ち新たに力が湧いてくる一方で、お別れの寂しさも

味わう季節。そんな寂しさはぼんやりとした中で眺めていたいと思うのです。

そう、ぼんやりも悪くない。

肩の力を抜いてぼんやり眺めると、くっきりハッキリよりも、かえって見えて

くる大切な何かがありそう。

もうじき会えなくなる君へ・・新しい場所はきっとあなたがもっと輝ける

場所でありますように、今日より明日はもっと楽しいはず。

そんな思いを込めて送り出すよ。

 

アスファルトの下の大地に根を張って、今年もみごとに咲きました。道行く人々、信号待ちの人々を和ませてくれる大切な存在。

 

一週間前はまだ蕾だった中之島フェスティバルタワーの前の桜が満開で、

午後のクラスの前にお花見のひとときをいただきました。今年も咲いた。

ありがとう。人ごみの中に出かけなくても、こんなささやかなお花見

大好きです。

 

さて4月のクラス。対面クラスもオンラインクラスもこれまで通りで、

2021年度の市の講座もたくさんの皆さまと一緒に来週スタートです。

まだまだ先の見えない新型コロナ時代。気を抜くことなくかつ平静に、

皆さまとヨーガの時間を楽しく過ごしたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

 

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今日のバガヴァッドギーター

 

パタンジャリのヨーガ・スートラの中にも出てくる「修習」と「離慾」
まずは「今ここ」のアーサナの時間を作りましょうか

 

「アルジュナよ、人の心は決して落ち着かず、困難に支配されようとしている。

しかしアビヤーサ(習修)とヴァイラーギャ(離慾)によって、それを統御できるのだ。」

「ギーター・サール」 A・ヴィディヤランカール著 / 長谷川澄夫訳 より

 

Pranam & Thank you