生姜のコンフィをいただきました。
ほんのひとかけらの生姜が、ティータイムをより温かくしてくれます。
ぽかぽか身体の芯から温まる感じ。
昔から伝わる「おばあちゃんの智恵」のような手当法の中には、
身近な食べ物によるものが色々ありますが、生姜もそのひとつ。
生姜は生でも、加熱・乾燥させても使われますが、どちらも使い方によって
全てのドーシャによいようです。
発汗させる作用を持ち、アグニを燃え立たせ、食物の消化、吸収を促す
作用があります。生姜湿布をしたり、少しのすりおろした生姜を布に包んで
お風呂に入れたりもできます。
また、生の生姜は水分が多く刺激がそれほど強くありません。マクロビオティックの
「食べ物の陰陽表」からも確認できるようにもともと陰性の植物です。
一方、加熱や乾燥し粉にした生姜はその作用が強く鋭くなります。その時その人の
状態によって使い分けるとよさそうですね。
ところで「アグニ」はサンスクリット語の辞書を引いてみると「火」、「火の神」、「腹の神」と
あり、ここに「食べる」ということの大切な意味が見出せます。
そう、食べ物は神さまへの捧げもの・・食をこのようにに捉えるなら、どんなものを選び、
どのようにいただくか、食事の仕方も変わってくるのではないでしょうか。
今週は寒さが厳しくなりそうです。皆さま温かくしてお過ごし下さいね。
Pranam & Om