リシケーシから帰って 2019

毎日ここからガンガーを眺めます。

 

立冬を過ぎましたね。冷え込んだ朝、庭に出てみるとどこからか舞い降りた落ち葉がいっぱい。

色づいた葉を一枚一枚拾い集めるのは、けっこう好きな作業です。

 

皆さまお変わりありませんか。

気が付けば前回ブログを更新してからひと月以上過ぎてしまいました。

この間ヨーガのクラスをお休みさせていただき、リシケーシでリトリートの日々を過ごし、

帰国後は目の前の仕事をひとつひとつ行っているうちに、今日になりました。

 

アーシュラムに滞在するのは1週間。一般的には2~3週間とか1か月とかもっと

長く滞在する人がほとんどなので、現地で知り合った皆さんにはいつも

「たった1週間?!」と驚かれてしまいますが、今の私にとっては精いっぱいの時間。

そして今回も、短くても充実した幸せな時間をいただきました。インドにいくために

協力してくれた家族やクラスの皆さま、こんな私でも受け入れて下さったインドの

皆さま、すべてのことに感謝です。

 

そんなアーシュラムの一日は朝5時からの瞑想から始まります。その後もアーシュラムの

プログラムに沿って過ごしながら、その合間にはあるスワーミジのティータイムと

サンスクリットのクラスに参加したり、キールタンやバジャンを教わったり。

今回もアーシュラムの敷地内と果物やペットボトルの水を買いに行くバザールだけで

過ごしました。そこにいるだけで何も要らないし思いつかないのです。

 

一日に何度も通る路地。
牛が横たわる風景も変わらないなぁ。

 

このようなリトリートをもうどれくらい続けてきたでしょうか。ふだんの生活から

離れてアーシュラムに滞在し、修業の場のピュアーな空気の中にいると、何が不要で

なにが大切かを思い出し、とてもシンプルな気持ちになれるのです。そして毎回新たな

気付きをいただくと同時に、ふだん学んでいるバガヴァッドギーターや

ヨーガ・スートラ他のインド思想の理解がまた少し深まり、それらが日々の生活を

より丁寧で味わい深いものにしてくれるような気がします。

 

また学ぶことについて、今は専門的なもの、“How to”的なもの含めてたくさんの情報と

学ぶための選択肢がありますが、きちんと正しく学ぶには「時間」と経験と辛抱強さが

必要だとつくづく感じる今日この頃。これからもyogaの探究とサーダナの道は続きます。

 

庭の小さなブルーベリーの葉が真っ赤に色づきました。

 

Pranam & Om

 

 

Pranam & Om