アーユルヴェーダのセルフケア

アーユルヴェーダ・ドクターのI先生にご紹介いただいてもう20年以上使い続けているセサミ・オイル。アビヤンガ、オイルプリング(口うがい)等に安心して使えます。

 

立春過ぎからの寒波も一段落、お日さまの当たる場所はぽかぽか気持ちがいいですね。

寒い日と暖かい日を行ったり来たりしながら、春に近づいていくんだなぁ、

と感じます。

さて、そうなると、身体の方も春を迎える準備を始める頃。冬の間に蓄積した

不要なものを排出しやすくし、春先の体調を整えましょう。

といっても、私は一年通して特別なことをするのではなく、だいたい朝の

ディナ・チャリヤー(毎日の健康法)を大切にしています。

 

お布団の中から抜け出したら、まずは洗顔。歯磨きをしたら、もちろん舌のお掃除も。

そして私の場合、冷水ではなくて白湯をのみ、徐々にエンジンがかかってきます。

そして欠かさず行っているのが、着替える前のパーダ(足の)・アビヤンガ。

もみほぐしたりするのではなくて、温めたゴマ油をやさしく刷り込み浸透させる

ような感じで行うオイルマッサージです。この冬は肩回りにもオイルマッサージを

行っていたところ、かなりいい感じ。(クラスでも嬉しそうにお話ししていますね!)

 

本当の意味でのアビヤンガは薬用ゴマ油などを使い全身に行われ、その後必ず

身体を温めて発汗させ、身体内の老廃物の排出を促すもので、パンチャカルマ

という身体浄化法の前処置として最も主要なものです。でも、私たちが日々の

暮らしの中で継続して行うにはハードルが高すぎますよね。また「医学」である

アーユルヴェーダのケアには注意点もあります。

何をどのように、しかも安全にセルフケアとして生かしていくかはとても大切な

ことで、そんな中、ゴマ油を使ったパーダ(=足)・アビヤンガは私たちが取り

入れやすいものだと思います。

 

アーユルヴェーダでいうディナ・チャリヤー、それは意識的にするとか、

努力してする・・とかではなく、自然と日日の生活の中に溶け込んだ行いです。

続けていると知らず知らずその良さを実感して、しぜんに行えるようになっていき、

そしてそんな習慣の積み重ねが、心身魂の健康につながっていくのではないでしょうか。

 

Pranam & Om