週2回の県外のクラスに出かける日は、往復1時間20分の道のりを車で移動します。
水田地帯の農道や山に囲まれた国道をドライブしながら、季節とともに毎週少しずつ
変わっていく風景はいつも新鮮で、心洗われるよう。
この時期、雨が止んだあとの景色の中にあるのは、水の恵みを受けた力強い緑の稲や草や
木々たち。生き生きとして梅雨のエネルギーを感じます。
そしてそんなとき思い出すのは、モンスーンの時期の南インドの田園地帯の風景や、
リシケーシへとタクシーで走った大きな水たまりだらけの道路や、雨あがりの
むせかえるような木々の香り。
恋しいなぁ・・と思いながらも、今ここに目の前に与えられた為すべきことは、
今日生かされている証。先のことは神さまに任せて、いつもどおり変わること
なく、こつこつとヨーガの実践を続けていけますようにと思います。
そう、本当に大切なものは何も変わらないのだから。
さて、今日から7月。梅雨の後半~夏本番へと向かいますが、身体の内も外も
蒸し蒸しと湿度の影響を受けますね。クラスでも時々お話する陰陽五行に
よると「湿」の気が苦手な胃腸(脾)が弱ると消化力も衰えがち。そして
やがて夏の土用に入ります。マスク生活の中の呼吸器、暑さの中でがんばる
心臓、そんな肉体に敬意を払い、ますます日ごろの養生とヨーガを大切に
過ごしましょう。とくに気を付けたいのは、「食べ過ぎない」こと。
アーユルヴェーダの先生から教わった「hita-bhuku有益な食物を、
mita-bhuku適量、hutasa-bhuku空腹が起こったときに摂取する」
という食事のルールを守りたいと思います。身体を冷やさないことも
大切です。そして脚はもちろんのこと全身をよく使い、汗をかき、
よく休みましょう。
7月も全てのクラスはスケジュールどおり、自宅クラス“yogaのじかん”は21日(月)10:15~12:00
に行います。また、オンラインクラスの日程は下記のとおりです。オンラインのクラスでは、
やさしいアーサナはもちろんのこと、対面のクラスではまだ控えているプラーナーヤーマも
安心して行えます。
7月4日(日) 14:00~15:00
7月11日(日) 14:00~15:00
7月25日(日) 14:00~15:00
オンラインクラスは、どなたでも、いつからでもお申し込みいただけます。
(詳しくは当HPの“CLASSES”をご覧ください。)
7月もどうぞよろしくお願いします。
今日のバガヴァッドギーター
ブッディの(叡智)の境地にあり、ヨーガに不動の人は(現実社会で流布している)善行、
悪行の観念を捨てる。されば、汝はヨーガのために励め。あらゆる行動においての熟達が
ヨーガと言われる。
また、次のようにも解説されています。
「ヨーガによって心を鎮めれば、我々は明快な見識が得られる。その時、我々は自分で
考えて、正しい仕事を、正しい方法ですることができる。何が良いか、何が悪いか、
この決定は、各々の人間が自分の理性によってなさねばならない。」
गीता – सार ギーター・サール A・ヴィディヤーランカール著 / 長谷川澄夫訳 より
Pranam & Om