梅雨明けを待つ頃のあれこれ

念願のお外に出たのに、そのお顔は…?蒸し暑いね

 いきなり猛暑日がやってきたと思えば翌日は雨雲広がって蒸し蒸しと、そんな今日この頃。

年々あちらこちらで豪雨に見舞われることの多くなった梅雨。「線状降水帯」などという

言葉はひと昔前にはあったでしょうか。水の災害に遭われた方々、とても大変なことだと

思います。お身体お気をつけて、少しでも早く少しでもほっとできる日常に近づけます

ように心よりお祈りしています。

 そして巷では夏風邪が流行っている模様。暑さに向って身体がゆるむ頃ですが、気候の変化にも

身体の変化にも慣れていないのかもしれません。わが家の猫たちの表情も冴えなくて。

こちらはあられさん。暑がりさん

 そんな7月も10日過ぎました。もう1週間以上前のことになりますが、ポストを開けて

みると一通のエアメイルが届いていました。今は条件さえ整えばSNSで世界のあらゆる

地域と簡単につながることができますが、懐かしい文字とインドの切手が貼られた封筒に、

心は一瞬のうちにガンガーの畔に飛んでいきます。そしてとてもリアルにその場の空気に

包まれたような気持になるのです。

ガンガーの畔から2週間。スワーミージーからのお手紙

 3月にリシケーシのアーシュラムに滞在した時のお礼とスワーミジーのお誕生日の

お祝いの気持ちをしたためた手紙は、近所の郵便局から約2か月かかってリシケーシに

届いたようです。因みに現在日本からの普通郵便は船便のみなのです。インドからは

航空便で2週間で届くのに。 

 スワーミジーからのお手紙にはたくさんの心温まるお言葉と7月11日にはスワーミ・

シヴァーナンダのマハー・サマーディ(聖者の死)60年を記念するお祝いが開かれる

こと、そして60日間の記念プログラムが始まること等、アーシュラムの様子が書かれて

いました。精神的また学問の師である「グル」の存在は、インドの伝統的な修行において

欠かすことのできないもの。

 私がヨーガと出会ったのは日本の師の下においてですが、入門して以来いつも見守り、

正しく導き続けて下さっている師の存在の大きさは計り知れず、そんな師の下でヨーガを

続けてこれたこと、またインドとのご縁をいただけたことへの感謝がどんな状況においても

くじけることなくヨーガの道を歩む原動力になっていると思います。

お外での楽しみは目下のところ草の食べほーだい。わかめ

 梅雨が明ければ真夏の青空、今年も猛暑が続くのでしょうか。空・風・火・水・地の要素から

成る地球の一員であり、自然と響き合って生かされている私たち。身体は熱を放出できる

ようにとゆるんでいきますが、一方で締めるべきところはしっかりと充実させ、身体全体での

太陽と月、陽と陰のバランスを取ることが大切です。そのためには脚が弱らないように

しっかりと使い、胸や脇はゆったりとして汗をかける身体でいられますように。また今月

20日には夏の土用に入り、暦の上では古くから季節の変わり目の時期とされます。

暑さの中消化力も衰えがちですから、無理をせず体調管理に気を付けましょう。

冷たいものは内臓を冷やしますから、飲み物は室温で。または暑くても白湯も

いいものです。

 そして日ごろのヨーガの実践は言うまでもなく。アーサナで心身ほぐれて緩み呼吸が

ゆったりできるようになれば、気の通りのよい涼しく過ごせる身体に調います。

さあ、夏には夏のエネルーギー。私たちはその季節季節のパワーをいただきながら

調和して過ごせば、次の季節もきっと元気に過ごせますよ。

 ここでひとつお知らせが。毎週水曜日14:00~15:30、滋賀県高島市の今津

B&G海洋センターの「やさしいヨーガ」クラスですが、7月19日(水)に無料

体験会を設けて下さいます。お近くの方、このチャンスにぜひ体験にいらして

下さい。お問合せ・お申し込みは高島市今津B&G海洋センターまで。

 それぞれのクラスで皆さまの笑顔にお会いできるのを楽しみに、私もヨーガの

修行に励んでいこうと思います。

 この夏もどうぞよろしくお願いいたします。

Pranam & Om