10月かぁ・・「収穫の秋」「食欲の秋」「スポーツの秋」「芸術の秋」etc.いろんな
秋の楽しみがありそうですね。皆さんはどんな秋をお過ごしでしょうか。
やわらかくなってきたお日さまの光もひんやりとした風も、すべてが気持ちよい朝、
秋の気配が増した庭に出て深呼吸。ここ2日ほどで庭のオリーブの実が一つまたひとつと
秋色に変わってきました。
夏の暑さから解放され、寒さに身を縮めることもない秋の清々しい空気や静けさの中、
ゆとりが生まれるのでしょう。呼吸も深まって、なんとも言えない穏やかさを内に感じた
とき、季節というのは本来しぜんとそのように私たちを導いてくれているのでは、と
思います。
ヨーガの瞑想は、アーサナやプラーナーヤーマの実践を経て、外の対象や刺激に
向かいがちな感覚器官(目・耳・鼻・舌・皮膚)の働きを収め、外界からの印象が
心と結びつかなくすることから始まります。そうすると散漫な心の働きは一つに
まとまり、次の段階である「集中すること」に繋がっていきます。
コロナ生活2年目の夏を乗り越えた身体は、去年の夏よりも頑張ったかもしれません。
マスク生活、除菌生活、対面での会話を控える等、さまざまな気遣いの積み重なる中で
精一杯過ごしてきた身体の声をよく聴き、心身のストレスを手放していけますように、
今月もヨーガをこつこつと行っていきましょう。
ところで、先に書いた「食欲の秋」。秋の味覚をいろいろ楽しめるのは嬉しいのですが、
食欲ありすぎ、食べ過ぎてしまいがち!のときにはご用心。これは胃腸の調子が良いから
ではなくて、夏の疲れで胃腸が弱っている場合もあるようです。胃酸が多く放出されると
ニセの食欲が出てくるそうな・・。なんとなくそんな気がする~、と感じたときは
食べ物をよく噛んで、おなかを満たせるといいですね。
「身体がかるい」「気持ちがいい」「なんだか楽しい」そんな感覚がその時の身体の
状態を教えてくれます。またアーサナはその時の自分を映す鏡といえるでしょう。
10月もどうぞよろしくお願いいたします。
緊急事態宣言発令中は休講だった高島市B&G海洋センターの「やさしいヨーガ」の
クラスは10月6日から再開されます。自宅ヨーガは10月18日の第3月曜日、
それ以外の全てのクラスはスケジュールどおりです。
オンラインクラスの日程は下記のとおりです。
10月3日(日) 14:00~15:00
10月17日(日) 14:00~15:00
10月24日(日) 14:00~15:00
10月31日(日) 14:00~15:00
(31日のクラスの前半は、キールタンを中心としたミニ・サットサンガ、
後半はいつものアーサナクラスです)
オンラインクラスは、どなたでも、いつからでもお申し込みいただけます。
詳しくは当HPの“CLASSES”をご覧下さい。
今日のバガヴァッドギーター
今回は2つの訳をご紹介します。読み比べてみて下さいね。
節度のある人は自分の感覚器官をしっかりと律し、そして愛慾に溺れたり、
嫌悪を抱くことなく、感覚器官によって、それらの楽しみを享受する。
それによって、汚れのない、至上の喜び(プラサーダ)の境地を得る。
「ギーター・サール」 A・ヴィディヤーランカール著 / 長谷川澄夫訳 より
自己の心を統御し、好悪の感情から離れた人は、さまざまの五感の対象を
愛でながら、心は平等である。 「マハーバーラタ」 山際素男訳 より
Pranam & Om
Pranam & Om